自称アスリートの見聞録(仮)

自称アスリートの私が、見たこと、感じたこと、実践したことを備忘録も兼ねて綴ります。

なぜ感染者数を緊急事態宣言を緩和できるレベルまで抑え込めなかったのか?

5/1の専門家会議を踏まえ、本日(5/4)、政府は、引き続き、全国における緊急事態宣言を5/31まで延長と発表した。
 
出口戦略の具体的数値を求める声は、多くの人が指摘しているが、私は、もう少し延長の理由を掘り下げたい。
(なぜなぜ分析)
 
今回の緊急事態宣言の延長の理由として、感染者数がまだ一定数に抑え込めていない、とのことだが、では、
『感染者数を目標の数に抑え込めなかった理由は何ですか?』
 
- まだ接触8割削減を達成していないのか?
- それとも、接触8割削減を達成したけれども、その維持が2週間維持できていないということなのか?
- それとも、そもそも、接触8割削減の理論が正しくなかったのか?
 
この検証結果を私は知りたい。
(専門家は自分たちが披露した理論が正しいかどうか、検証したいと思わないのだろうか?)

そもそも、接触8割削減は、いつと比較しての8割削減なのか?
を専門家も政府もはっきりと言っていないと思う。
 

接触8割削減イメージ

接触8割削減イメージ(専門家会議資料より)
 
緊急事態宣言を出した、4/7時点からの8割削減なのか、3月末からの8割削減なのか、
そして、それは達成できたのか、達成してどのくらい維持することができたのか/できなかったのか、
それとも、そもそも、接触8割削減の理論、モデルが現実とあっていなかったのか。。。
 
もしも、理論は正しくて、接触8割削減を達成しているが、まだ1週間しか維持できていない、のだとすると、あとさらに1週間頑張れば、理論上、感染者数を一定数に抑えることができるはずである。
 
もしも、理論は正しいが、接触8割削減を達成していないのであれば、まずは8割達成して、それを2週間維持できたら、それが緊急事態宣言緩和のゴールです、となるはずである。
# これは地域によって、状況が異なるはずである。
 

次に、感染者数を一定レベルまで抑えることについて、であるが、数値目標は、医療体制の逼迫状況と、この間の感染者数から導き出せるはずだが、気にすべきポイントは、
『経路不明の感染者数』の増減だと私は考えている。
 
どこで、何をしたら、感染するリスクが高いと言えるのか、これを徹底的に明らかにし、それを一つ一つ潰していく必要があるのではないか。
結局ここが見えないから、多くの人が不安になっている。。

院内感染や家庭内感染は既に対策を打とうとしているので、はっきり言えば、この数が増えていても、それは緊急事態宣言継続の大きな理由にはならないはずである。(無視はできないが。)

政府は約10日後にその時の状況を見て、この緊急事態宣言の緩和を早める可能性も示唆している。
 
果たして、10日後、どのような状況になっているだろうか。
 
こっちを更新してほしいし、追いかけてほしい。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000619236.pdf