自称アスリートの見聞録(仮)

自称アスリートの私が、見たこと、感じたこと、実践したことを備忘録も兼ねて綴ります。

何が足りなかったのですか?

政府が4/7に緊急事態宣言(5/6まで)を発令し、専門家が接触8割削減を提言してから、約1か月。
5/1の専門家会議では、5/6までの緊急事態宣言を継続することが提言され、政府は、さらに約1か月程度延長する方向で検討中とのニュースが流れた。
 
その後の東京都の小池知事の会見で出た質問。
 
「何が足りなかったのですか?」
 
シンプルだけど、とても核心を突いた質問だと思う。
 
それに対する専門家の答えはコチラ。
 
 
P.1
「引き続き徹底した行動変容による接触機会の低減、新規感染者数の減少と重症者・死亡者の増加を防ぐための医療提供体制の拡充などを進めることが必要になる。」
 
P.9
都道府県を跨ぐ移動を見ても、3~5割の減少に留まるところが多く、都心等への通勤を続ける限り、生産年齢人口の接触頻度の減少度合いが少ないことが分かった。」
 
利根川と江戸川と海に囲まれている千葉県(千葉島)は、橋と高速道路のI.C.と駅を関所として抑えれば、県境を越える移動をコントロールできるかな😏
※地理学的には、“島”ではないようです。(人工的に作った川の流れがあるため)
 
 
5/4には政府コメントがされるようであるが、「感染者数が限定的となった地域」については、一部緩和の方向も検討とのこと。
 
そして、気になったのは下記。
皆が気にしている「いつまで続くの?」に関して。
 
専門家としては、日本人の免疫力ではなく、新薬に希望を見出そうとしている模様。

私は、2021年12月に終息/収束の見込みと単純シミュレーションしたが、専門家はもっとかかるかもしれない、との考えがあるようで、「長丁場」という言葉を使った。

P.9
「専門家会議では、感染拡大を前提とした集団免疫の獲得のような戦略や、不確実性を伴うワクチン開発のみをあてにした戦略はとるべきでないと考える。」
 
P.20(米国のシミュレーション)
救急医療用の病床を2倍にした場合において、社会的距離政策を断続的に実施した場合、2022年上旬までの社会的政策により2022年中旬までに集団免疫(5割)を獲得すると予想。

さて、専門家の提言を踏まえて、政府はどのようなコメントを発表するか。。
 

専門家会議資料(今後の見通しイメージ)

専門家会議資料(今後の見通し)より

自治体における医療提供体制のキャパシティの拡大が不十分とのことで、ここにもっと手を打つ必要がある。

このイメージ図では、山が2回しか記載していないが、治療法の確立やワクチンの開発ができるまで、何度も繰り返す、と言っている。